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■  ― 今年の夏は北海道へ!! ―  ◆旭山動物園編◆

「白熊に食べられそうになった!?」話

去年の夏休み北海道旅行のこと。

オプショナル旅行で今流行の“旭山動物園”に行った。

何年か前までは、来場者が年々減少し、閉園の危機まであった

旭山動物園だったが、園施設の人たちの“アイデア”と“情熱”で

いまや日本有数の動物園になった。

当然我が家も日本有数の動物園を堪能するべく旭山動物園に向かった。

動物園に着くとうわさに違わぬ盛況ぶり。

子どもたちにまずどこを見たいか聞くと、“白熊”というので、“ほっきょくぐま館”へ。

“旭山動物園”のウリはなんと言っても、ナマの動物たちの姿が目の前で体感できることだ。

ほっきょくぐま館へ行くと、ガラスの向こう水槽の上岩場から突然“白熊”が

ダイブし、悠然とこちらに向かって泳いできた。そのド迫力に周りの観客は

一同に“ワー”と歓声を上げる。雄大なその姿に圧倒された。

しかし、ここでの目的はなんといっても“シールズアイ(カプセル)”から

ほっきょくぐまと挨拶を交わすことにある。

“シールズアイ(カプセル)”は、白熊のおりの中の岩場に透明な(カプセル)が

設置されていて、そこから“白熊”を観察することができる。

“白熊”としては、氷河の間から顔をだすアザラシの姿に似ているので、そこめがけて

突進してくるらしい。

夏休みということもあって“シールズアイ”は、40分待ちの行列になっている。

やっと僕らの番が来た。

心臓の鼓動が“ドクッ”“ドクッ”といっているのが分かる。

やっと、突進してきた“白熊”に向かって“やあ”という夢がかなう。

そう。怖いもの見たさである。

気持ちはすっかり“アザラシ”になりきり、頭を“さっ”とあげる。

「さあ、来い。白熊ちゃん!」

・・・・でも・・・・・だれもいない。・・・・・来てくれない。

「なっ、なんということだ。われわれ人間は“白熊”ちゃんに飽きられてしまったのか!?

向こうのほうで昼寝している。こちらを見向きもしない。

そっ、それとも昼寝の時間だったのか???・・・・・ううう・・・・ざっ、残念!」

かくして僕の夢は、崩れ去った。

「まあ、いっか。こんなこともあるさ」気を取り直して、アザラシ館へ。

ここもまた工夫が施されていて、水槽の一部が円柱になっていて

そこを“アザラシ”たちが気持ちよさそうに泳いでいく。

・・・と、円柱の中で“アザラシ”がちょうど僕の前で止まった。

黒目がまんまるで、その目をうるうるさせた“アザラシ”はとても“かわいい”

・・・と、みていると“アザラシ”右手を上げた。

そして、僕も右手を上げた。

“やあ”・・・心の中でつぶやいた。

「ありがとう。ゴマちゃん。」

とても癒された瞬間だった。

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